ユースティアに至るまで

毎週金曜夜21時を目安に設定を少しずつ投げていきます。

 

 

1.創造主
 外次元の存在である創造主は、完全なる無から新しい次元を創った。
 創造主は始原世界を創り上げ、その世界で永い眠りにつく。
 始原世界は創造主が眠りにつくために、創られた小さな世界であり、完全な調和が保たれていた。そこでは、わずか六体の獣【六界獣】が住まうのみで、争いも無く、平和で豊かな暮らしが続くかと思われた。
 しかし、外次元から突如として現れた【次元喰らい】により、始原世界は崩壊し、創造主自身も粉々に砕け、幻獣次元にそのカケラ【ソムニウム】が散らばった。
 このまま、全てが喰らい尽くされようとしていたが、【六界獣】達がそれを食い止めた。
 彼らは【ソムニウム】を束ねてそれぞれ一つずつ、合計六つの世界【六元界】と化して【次元喰らい】を六つに分けて封印した。
 【六元界】は始原世界の残骸から生まれた【幻獣界】を中心として、【ソムニウム】を循環させ始めた。

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2.六元界
 創造主のカケラと【次元喰らい】のパーツで創られた世界は、その陽と陰とも言える力の影響で、不安定な世界となってしまった。
 始原世界と比べ、相反する力の渦により膨れ上がった世界はその規模を増し、様々な様相を示した。
 【六元界】は成長し、その枠からはみ出た部分が、別の世界を生み出し、その世界がまた別の世界を生み出した。
 それらの数多の下位世界が自然に生まれては滅ぶことを繰り返し、循環は行われた。
 これにより全ての世界達の調和を得ることに成功したかと思われた。
 しかし、世界を故意に滅ぼし、次元の均衡を乱すもの達が現れ始めた。
 その中でも最も際立っていたのが、次元侵略集団【VICE】である。

3.VICEによる世界破壊
 世界を形作るエネルギーそのものである創造主のカケラ。それが過激に集中すれば、【次元喰らい】の覚醒に繋がり、次元崩壊への道となる。
 そのことを知ってか、【VICE】はあらゆる下位世界が破壊され、【六元界】の破壊に繋がり、やがて【幻獣世界】の破壊すら為された。
 それらを構成していたほぼ全ての【ソムニウム】と【次元喰らい】のパーツが、【六元界】の一つである【ユースティア】に集中し、巨大で歪な世界へと姿を変えたいった。

4.終束世界ユースティア
 膨大なエネルギーと崩れたバランスにより、【ユースティア】は急激な変化を遂げていた。
 他の世界との道【ゲート】の度重なる出現や、人類の急激な進化。
 それらは【次元喰らい】がやがて覚醒する予兆に過ぎず、全てが無に帰ろうとしているのだ。