ユースティアの二大勢力 VICEと英雄機関

1.侵略者のVICE、それに抗う英雄機関

 ユースティアの二大勢力と言えば、次元支配を目論むVICEとそれに抗おうとする英雄機関である。

 この二つの勢力は、全ての次元の強者たちが集い、日々、鎬を削りあっている。

 

2.VICE

 次元侵略を行い、数々の世界を破壊や支配を繰り返すVICEは、現在の次元において、最も邪悪な存在とされ、忌避されている。

 その構成はVICEの神(シルバリオスのことではあるが、世間的には知られていない)を筆頭にいくつかの派閥に分かれている。

 その中でも強大な四つの派閥の王が四天王と呼ばれている。

 異暦100年時点では、四天王は『魔』『狂』『死』『業』の四人の王であると認識されているが、『業』の派閥の王についてはすでに死去している。そのため、残りは三人であると認知されている。

(実際にはVICEの神が新たな四天王として『影』の王が選定されているが、『影』の派閥は認知されていないため、いないものとされている。)

 

3.英雄機関

 ユースティアの有力者達が、VICEの対抗するために作った対VICE機関である。

 国境どころか界陸さえ超えて、活動する英雄機関はユースティア側の勢力において、最も力を持つ存在であるといえる。

 英雄機関のトップである『次元英雄』を筆頭に各界陸ごとに『世界英雄』が存在し、国毎に『国家英雄』、街毎に『市街英雄』が配置され、VICEの侵略に備えている。

 構成員はユースティアの生まれの者が多いことはもちろん、VICEによって出身世界を滅ぼされた者たちなど、異世界出身者も多く見られる。

 また、例外的にナイツロードなど、強い力を持つ別の組織を管轄に入れている場合もある。

 

4.ナイツロード

 『絶』の派閥を滅ぼし、ユースティア全土に名を響かせたレッドリガ率いるナイツロードであるが、そのあまりにも強すぎる力をVICEと英雄機関は共に危険視した。

 英雄機関は、彼らの強さを監視し、利用するためにナイツロードを管理下に置く事に決めた。

 英雄機関の各英雄に比べ、フットワークの軽いナイツロードは様々な任務を任されている。

 また、この際にレッドリガは英雄機関から様々な特権を得ており、ナイツロードは各界陸の国家へ対し、気楽に行動をすることが可能となっている。