機甲世界デルクルド

 機甲世界デルクルド

1.鉄と油の人々が住む世界

 世界統治AIにより、統治される人造生命体の世界。

 世界の中心にある塔の発展(遺伝子、あるいは基底プログラムに組み込まれている)を目指し、彼らは日々、技術の向上に努めている。

 感情より合理を求めるものが多く、個人の意見は通用しない。

 


2.種族

 主に三つ。

 


タイプB

 水やタンパク質、カルシウムやリンなど、他の世界でも見られる形質を持つ人造生命体。

 ただ、彼らは繁殖能力を持たず、パーツの入れ替えも頻繁に行わなければならない。

 しかし、彼に彼らが保有する超自然的能力の研究のために、高いコストが支払われて製造が行われている。

 


タイプM

 全身が機械でできており、血肉などを一切持たない者たち。

 寿命はメンテナンスを繰り返せば、無限に続くが、世代が進むと性能が見劣りしていくため、廃棄される運命にある。

 デルクルドにおいて、最も一般的な存在であり、最も自意識が希薄。

 


タイプE

 ネットワークの中を生きる電子生命体。

 実体は持たず、データのみの存在である。

 情報管理のために世界統治AIの手で自ら作られている。

 様々な情報に触れるため、感情表現は多様であるが、それが単なる模倣であるか、感情であるかは不明。

 


3.勢力

 世界統治AIに連なるものたちと、それに抗う者達の二つにわかれている。

 反抗者達は欠陥品と呼ばれており、日夜その身を追われることとなる。また、彼らは世界統治AIの破壊を目論んでおり、【人間】らしい生き方を世界にもたらそうとしている。

 


4.崩壊するデルクルド

 塔の完成間近で異世界のゲートが開き、邪神ゲドウィンがデルクルドの地に降り立つ。

 ゲドウィンはデルクルドの文明という文明を破壊。

 崩壊したデルクルドは度重なる環境汚染を防ぐ術を無くし、緩やかに自壊した。

 ユースティアに流れ着いたその残骸はゲオメトリア界陸へと姿を変えた。