オリジン

 物質的異能『オリジン』

1.オリジンとは
 端的に言えば、生物が持つ物質(要するに血肉のこと)が、他の物質に影響を与える能力、ということになる。
 例えば、生物の形質、道具の作成および使用する技術、武術による身体動作の効率化など、物理法則に則って起こり得る全てが『オリジン』に当てはまる。

2.先天性オリジン
 生物は種族ごとに様々な形質を持つ者がいる。毛が生えた哺乳類や鱗やヒレを持つ魚類、翼を持つ鳥類、枝葉がある樹木など、その特徴は多岐に渡る。
 これらの特徴は、生物が適者生存の理の中で残してきたものである。
 そういった進化の過程で得られ、生まれながらにして持ちえる生物の特徴を『先天性オリジン』という。

3.後天性オリジン
 生物は生きていくうえで、少なからず効率化を行う。
 特に人間はその最たる者で、物理法則を巧みに組み合わせ、目的の結果を導きだす様々な技術を発展させてきた。
 そういった知識の蓄積で、体得できるものを後天性オリジンという。

4.オリジンの区別
 上記で先天性と後天性のものがあると述べたが、末期のユースティアでは、この区別の仕方は難しくなっている。
 科学の進歩により、後天的に種族毎の形質を組み込むことが可能であるため、先天性、後天性というのはあまり使われなくなってきている。
 また、エフェクトやウルティマなどの物理法則を超越した異能との関係上、単にオリジンであるとすることも難しくなってきている。
 であるため、現在のユースティアでは、肉体のみでも可能な能力のことをオリジンとすることとなっている。逆に肉体のみで可能ではない能力は、エフェクトやウルティマなどの区分になってくる。